今回は、フランスの白ワイン品種を6種類紹介します。(第二弾)
この記事で白ワイン品種6種類の特徴を覚えて、自分好みの品種を見つけていきましょう。
白ワインブドウ品種を解説
ミュスカ種(MUSCAT)
マスカットと呼ばれるブドウと同じ品種です。
そのまま食べる(生食)ことができますし、ワインにも使われます。
非常に豊かな香りが特徴的で、黄色い花の華やかな印象で、甘口のワインが造られることが多いです。
ただし、アルザス地方では辛口のミュスカ種もあるので、地方によって様々な変化を楽しむことができる品種です。
似たような名前にミュスカデ種という品種もありますが、ミュスカ種とは違う品種となります。
その他品種について
他にも白ワインの主要どころの品種はたくさんあります。
他のブドウ品種の詳細説明は、違う記事で紹介してますのでそちらを参考にしてみてください。
フランス白ワイン6種類を紹介!自分好みの白ワインを見つけよう
フランス白ワイン6種類を紹介
MUSCAT RESERVE 2014
名前 | ミュスカ レゼルヴ 2014 |
生産者 | トリンバック |
生産地 | フランス・アルザス地方 |
種類 | 白ワイン |
品種 | ミュスカ種100% |
価格帯 | 3,000円 ~ 4,000円 |
トリンバックのワインは、伝統的な醸造方法で造られる典型的な辛口タイプという位置づけですが、果実味、酸味、ミネラルの見事な調和がとれているため、様々な食事に合わせられるという強みもあり、これが世界中の辛口ワイン愛好家たちから一目置かれ、世界中の一流レストランでオンリストされている所以です。
マスカット種です。
SAUVIGNON BLANC ATTITUDE 2015
名前 | ソーヴィニヨンブラン アティチュード 2015 |
生産者 | パスカル ジョリヴェ |
生産地 | フランス・ロワール地方 |
種類 | 白ワイン |
品種 | ソーヴィニヨンブラン種100% |
価格帯 | 2,000円 ~ 3,000円 |
できるだけ事前に手を加えないことをコンセプトに、果実味やアロマを最大限に引き出したワイン造りを実践していきます。
グレープフルーツ、酢橘などの柑橘系の香り、爽やかなハーブの香り、フレッシュで清々しい酸味が印象的です。
フランスのソーヴィニヨンブラン種らしい白ワインです。
ALSACE GRAND CRU FLORIMONT RIESLING 2014
名前 | アルザス グラン クリュ フロリモント リースリング 2014 |
生産者 | ドメーヌ ド ラ ヴィレ ド コルマール |
生産地 | フランス・アルザス地方 |
種類 | 白ワイン |
品種 | リースリング種100% |
価格帯 | 2,000円 ~ 3,000円 |
コルマールはアルザスワイン街道のほぼ中間に位置し、アルザスワインの首都ともいわれる街です。
この造り手は他では見られない食事と素晴らしく相性の良いワインを生み出しています。
ワインはレモンイエローで、ももやペトロール(石油)の香りがあり、ミネラル感と酸味をしっかりと感じます。
HERBES FOLLES 2015
名前 | エルブ フォル 2015 |
生産者 | クレモン バロー |
生産地 | フランス・ロワール地方 |
種類 | 白ワイン |
品種 | シュナン・ブラン種100% |
価格帯 | 2,000円 ~ 3,000円 |
ボルドー大学で学び、卒業後はコンサルタントとして活躍していたクレモン・バロー氏ですが、子供だちも大きくなり、もう一度人生を考え直し、自分のワインを造りたいと50歳で醸造家に転身しました。
自然派ワインの造り手で、畑はニコラ・ジョリーの畑を手に入れて造り始め、今では自然派ワインの造り手としてはトップクラスの人気を誇ります。
MRSANNAY CLOS DU ROY BLANC 2014
名前 | マルサネ クロ デ ロイ ブラン 2014 |
生産者 | クリストフ ブーヴィエ |
生産地 | フランス・ブルゴーニュ地方 |
種類 | 白ワイン |
品種 | シャルドネ種100% |
価格帯 | 4,000円 ~ 5,000円 |
1977年生まれのクリストフ氏は、2010年に継承していた一部の畑をもとに独立を決意しました。
化学肥料、除草剤、殺虫剤は一切使用しない真のビオロジー栽培環境を確立していくことに情熱を傾けています。
GEWERZTRAMINER 2009
名前 | ゲヴェルツトラミネール 2009 |
生産者 | クリスチャン ビネール |
生産地 | フランス・アルザス地方 |
種類 | 白ワイン |
品種 | ゲヴェルツトラミネール種100% |
価格帯 | 3,000円 ~ 4,000円 |
ビネール家のワインはウルトラ自然派です。
一度飲んだら誰でも忘れることができないほど印象的な香りと厚みとエレガンスさを備えたスーパーワインです。
収穫を遅らせて摘まれたブドウから造られたワインは金木犀の香りをしっかりと感じ、上品な甘みを感じる白ワインに仕上がっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
フランス白ワインでは地方によって様々な品種を扱っているので、飲み比べをして品種と地域を知ることがフランス白ワインを知る近道だと思います。
各地域でハウスワインぐらいの手頃な値段の白ワインでも、味わいや風味、色合いはとてもよいので、普段から飲んで自分の好きな品種を探してみましょう。