和食との相性も抜群!オーストリアワイン6種類を大紹介

今回はヨーロッパのオーストリアワインを6種類紹介します。
酸味のしっかりあるオーストリアワインは、暑い時期にも美味しく飲めますし、和食との相性も抜群です。
マイナーな品種も多いですが、この記事を見てオーストリアワインの素晴らしさを感じていただければと思います。

オーストリアワインの特徴

オーストリアワインの説明

生産割合は白ブドウ65%、黒ブドウ35%で、実は白ブドウの生産量のほうが多いところが特徴です。
白ブドウの生産量はグリューナー・フェルトリーナ種が30%を占めており、オーストリアワイン代表のブドウと言えます。
ドイツワインと同じようにまとめられがちですが、大陸性気候でドイツに比べ温暖であるため、厚みのあるワインが生まれます。
北緯47~48度はフランス・ブルゴーニュ地方と同じ緯度です。
豆知識ですが、ホイリゲとは、特定のワイン名ではなく、新酒のことを指します。(フランスで言うヌーヴォーにあたります)

本当に和食と合うの?

オーストリアワインは上品なものが多いため、和食の繊細な味付けに合います。
また、以外にもお寿司にもオーストリアワインは合い、日本酒かオーストリアワインかで迷うぐらい美味しいワインがあります。
オーストリアワイン代表のブドウである、グリューナー・フェルトリーナ種は一般的にワインと合わないとされている、アスパラガスや芽キャベツのような青くさい野菜にも合わせることができるなかなか珍しい品種であります。
是非、”天ぷら”、”煮物”、”寿司”のような、これは日本酒でしょと思うような食べ物と一緒に飲んでみて下さい。

オーストリアワイン6種類紹介

LOIS 2016

名前 ロイス 2016
生産者 フレッド ロイマー
生産地 オーストリア・ニーダエスタライヒ州
種類 白ワイン
品種 グリューナー・フェルトリーナ種100%
価格帯 1,000円 ~ 2,000円

カンタプール地域のランゲンロイスに位置するワイナリーで、オーナー兼エノロジストのフレッド・ロイマー氏は2002年オーストリアワイン最優秀生産者に選ばれています。
ミネラル、酸をしっかり感じられ、果実味にクリーンな味わいを感じます。
様々な料理や食材との相性もよく、特に和食との相性はばっちりです。

HEIDEBODEN PINOT BLANC 2014

名前 ハイデボーデン ピノブラン 2014
生産者 アニータ&ハンス ニットナウ
生産地 オーストリア・ブルケンラント州
種類 白ワイン
品種 ピノ・ブラン種100%
価格帯 1,000円 ~ 2,000円

ブドウ栽培と醸造を学んだハンスが1985年に醸造所を引き継ぎ、妻アニータと共に職人気質とその繊細な感覚で、オーストリア屈指の醸造所へと進化させました。
しっかりとした味わいの白ワインで、価格も高くないため、日頃飲むデイリーワインとしてはちょうどよいワインです。

GUMPOLDSKIRCHNER TRADITION 2015

名前 グンポルツキルフナー トラディツィオン 2015
生産者 ヨハネスホフ フライニッシュ
生産地 オーストリア・ニーダエスタライヒ州
種類 白ワイン
品種 ツィアフィンドラー種60%、ロートギブフラー種40%
価格帯 2,000円 ~ 3,000円

テルメンギオン地区にあるグンポルツ村で栽培されたワインです。
ジャスミンやエキゾチックなフルーツの香りを感じられるドライな白ワインです。
味がしっかりとあるので、ドライといっても果実の旨味を感じる面白いワインです。
世界中で130haしか存在しない品種なので、とてもレアです。

WELSCHRIESLING FREYHEIT 2015

名前 ヴィルシュリースリング フライハイト 2015
生産者 ハインリッヒ
生産地 オーストリア・ブルケンラント州
種類 白ワイン
品種 ヴィルシュリースリング種100%
価格帯 3,000円 ~ 4,000円

オーストリアで生産される白ブドウの中では、グリューナー・フェルトリーナ種に次いで、2番目に多く栽培されている品種です。
恵まれた土地の個性をしっかりと表現した、ナチュラルで心地よい味わいのある白ワインです。
アルコール度数も11.5%と低めで飲みやすいワインに仕上がっています。
フィルターにかけていないため、少し濁っています。

SANKT LAURENT 2015

名前 ザンクトラウレント 2015
生産者 アニータ&ハンス ニットナウ
生産地 オーストリア・ブルケンラント州
種類 赤ワイン
品種 ザンクトラウレント種100%
価格帯 1,000円 ~ 2,000円

ブドウ栽培と醸造を学んだハンスが1985年に醸造所を引き継ぎ、妻アニータと共に職人気質とその繊細な感覚で、オーストリア屈指の醸造所へと進化させました。
ザンクトラウレント種はピノ・ノワール種と遺伝的関連があるため、赤の品種としては栽培・醸造が難しい品種です。
ハーブのニュアンスがあり、フレッシュな酸味も印象的です。

PINOT NOIR 2014

名前 ピノノワール 2014
生産者 ヨハネスホフ フライニッシュ
生産地 オーストリア・ニーダエスタライヒ州
種類 赤ワイン
品種 ピノ・ノワール種100%
価格帯 2,000円 ~ 3,000円

オーストリアで生産される黒ブドウの中では7番目のピノ・ノワール種のワインです。
果実味たっぷりの凝縮感とラズベリーやブラックベリーを思わせる素晴らしい香りを感じます。
フランスとはまた違ったオールドワールドのピノ・ノワール種で、時間と共にどんどん変化していくのも楽しめます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
オーストリアワインは価格的にも比較的安価で、日頃和食を食べる人であれば、デイリーワインとして合わせて飲むこともできます。
和食=日本酒で選択したいところですが、一度オーストリアワインをあわせて飲んでみてはいかがでしょうか?
オーストリアワインでは、土着品種も数多くあるため、オールドワールドでも世界品種のものに少し飽きた人であれば、ちょっと変わった品種のワインにチャレンジするのも選択肢としてはよいかと思います。